下町フネ子の子育て、通院、時々仕事

ある日突然、目に悪性リンパ腫があると告げられた2児の母のブログ。これから起こるであろういろんなことを、前向きに乗り越えたい。

治療開始にあたっての決意表明

いよいよ明日から放射線治療が始まる。平日は毎日、自宅から病院まで通うことになる。今の所、治療回数は15回。多少、増減の可能性はある。

 
目の周りに放射線を当てるので、ただでさえ弱い目の皮膚が赤くなるとか、だから目やにが出てもこすっちゃダメとか、まつ毛が抜けるとか、放射線酔いがあるかもしれないとか、色々と副作用が出る可能性を医師から聞いている。
 
私は子ども2人を抱える身。
私が動けなくなって、何の備えもしていなければ、子どもらにしわ寄せがいく。
副作用がどの程度のものなのか全くわからないので、悪い事態を想定し、実親義親とシッターさん(通院中の子守担当)の予定調整を行った。シッターさんも複数名いるので、連絡事項のやりとりには今日のうちの相当な時間数を費やした。
 
予定調整の中で、つくづく、「私は一人で生きているのではない。色々な人の力で、生かされているんだ」ということを感じた。
 
自分が中心になって子育て(そして、時には仕事も)をしていると、自分がいかに大変か、自分がいかに頑張っているか、自分が、自分が…といった思考になりがちである。
 
今回の病気の可能性を疑い、紹介状を書いてくれた地元の眼科の先生。
娘の予防接種や検診日程の相談の中で私の病気の話をしたら、受診するたびに「お母さんの調子はどう?」と気にかけてくれる、子どもたちのかかりつけの小児科の先生と、看護師さんたち。
治療期間中の息子の保育時間延長を快くOKしてくれた、保育園の先生たち。
なかなか会う機会はないけれど、実はものすごく心配してくれている会社の上司と、上司の上司と、元上司。
お母さんの健康が第一なので、できることは何でもします!と言ってくれるシッターさんたち。
私がピンチの時は、どんな苦労も買って出てくれる、気合の入った実親、義親。
私の病気を機に、自分の行いを見つめ直しているであろう夫。
そして、可愛い、可愛い子どもたち。
 
私が今ここにいるのは、そして、病気が深刻にならないうちに治療を受けられることになったのは、たくさんの人のおかげ。
 
まつ毛が抜けるくらい、大したことないじゃないか。
1ヶ月なんて、あっという間だ。
 
毎日のことだから、特に家族には負担をかけるけど、しっかり治して、治療の副作用からも立ち直って、元気に笑顔で過ごせるようになることが、私の務め。
 
急がず焦らず、でも着実に、「万全な体調」を取り戻すべく、一歩一歩進んでいきたい。