下町フネ子の子育て、通院、時々仕事

ある日突然、目に悪性リンパ腫があると告げられた2児の母のブログ。これから起こるであろういろんなことを、前向きに乗り越えたい。

治療方針決定!放射線治療始めます

9月半ばの心地いい陽気のある日。

今日は検査の結果を聞きに病院に行く。夫も一日休みを取った。

診察は午後からなので、朝はゆっくり過ごして病院へ向かった。

駐車場がたくさんあるので、今回は夫の運転で。少々道が混んでいたが、11時過ぎに到着し、院内食堂で腹ごしらえすることができた。

 

さて、結果説明。

主治医の先生(血液内科医)ががちょっと改まった感じだったので少々ドキドキしたが、

「血液検査、CT、骨髄、胃カメラ、PET/MRIの検査を総合した結果、眼部以外の腫瘍は認められない」との話があった。

私は、胃カメラの時にその場で「何もないですよ」と言われてから、まぁ多分大丈夫だろうとのんびり構えていたので、「ありがとうございます、わかりました」と軽く返事をしたが、夫はたいそう不安だったらしい。

各種検査の写真や画像も見せてもらった。CTやPETを指差して、先生が「これはウンチです」「あ、ここはおしっこ」とか真顔で言うからニヤニヤをこらえるのが大変だった。先生がマウスをスクロールすると、私の体の輪切り画像がつま先から頭のてっぺんまでパラパラ漫画のように動いて行くのは、実に面白い(©️ガリレオ

そして、検査にあたっての断乳については、先生から「フネ子さんから成育に電話させてしまって、こちらから情報提供できなかったことを申し訳なく思っている。今回のことは医療チームでも共有させていただき、私たちとしても勉強になりました」とわざわざお詫びの言葉が。

「一流の人ほど謙虚」ということを、まざまざと実感させられた。先生の爪の垢を煎じて飲みたい(飲ませたい人がもう一人いるけど…自主規制)

 

と言うわけで、私の診断は目のみの「MALT型リンパ腫」と完全に確定。経過観察と言う選択肢もないわけではないが、私の年齢を考えると、病気を抱えたまま過ごすことはどうなのかな、なので、第一の選択肢が放射線治療かな、と先生は言う。

私もそのつもりだったので、「放射線治療でお願いします」と即答。

血液内科での診察は終了し、放射線科へ。

患部の写真を撮影し、治療の副作用と留意事項は以下の通りであると説明を受ける。

・治療は15回を予定。平日は毎日通院する。放射線がよく効くタイプの腫瘍なので、もしかしたら回数は減るかもしれない。カンファレンスで検討する。

・皮膚が日焼けしたように赤くなる→アイメイク禁止、強くこするの禁止

・目やにが増えることがある

放射線酔い(倦怠感、吐き気など)が現れることがある

・まつ毛が抜ける

話を聞いていて、平日に毎日通院という点に一番驚いたが、「カンファレンス」という言葉を聞いて、ドクターXで米倉涼子がえらい先生の手術方針に噛みついてるシーンを思い浮かべてしまい、またもニヤニヤをこらえるのに苦労…。それはさておき、私ごときの治療方針も、複数の先生方できちんと検討していただいているということを知り、安心感が増した。

そして、先生に外出する際にサングラスとかかけた方が良いのか?と聞いたところ、そこまでする必要はない、とのこと(治療のために毎日出歩くのに本当に大丈夫かな)

また、余計な箇所に放射線が当たらないよう、マスクのようなものを作った。

これ(画像はネットで検索して拝借)。

http://www.sap-cc.org/xray/img/shell2.jpg

お湯で温めたプラスチックを顔の形に整形して、顔の上に乗せたまま固まるのを待つのだが、固まるにつれ顔が型にはめられていくような何とも言えない感覚を味わった。治療終わったら、お面持って帰れるのかな。余談だが、子供用のシェルはヒーローの仮面になっていたりするらしい。なんてきめ細やかな配慮。

放射線治療中は、専属の看護師さんがついてくれるので、日常生活で不自由することなどがあれば気軽に相談できる体制が整っているのも心強い。

初回の治療まで1週間。初日だけ、開始が夕方遅い時間で息子の保育園が閉まるまでにお迎えに行けなくなりそうなので、預け先の手配と治療期間中の家事育児バックアップ体制を早々に整えないといけない。

が、いざ色々なことを始めようと思うと何から手をつけていいのかわからずこういう状態に。

困ったものです。