下町フネ子の子育て、通院、時々仕事

ある日突然、目に悪性リンパ腫があると告げられた2児の母のブログ。これから起こるであろういろんなことを、前向きに乗り越えたい。

悪性リンパ腫の検査と授乳 〜本当におっぱいやめなきゃダメですか?〜(その1)

※はじめに

この記事の内容は、あくまでも私(医療に関してド素人)が勝手に調べて実践した内容です。この記事の内容通りのことを、読者の皆様にお勧めするわけではありません。が、授乳しながら病気療養中、検査進行中の方にとって少しでも参考になればと思い、書きました。なお、記載通りのことを行って万が一何かあったとしても責任は負えませんので、ご了承ください。なお、私が結局どうしたのかを知りたい方は、「その3」を読んでください。

=======

血液内科の先生による診察が終わり、その日のうちに血液検査とCT検査を行うことになった。先生から言われたのは、「CT検査は、造影剤を注射するので24時間以内授乳禁止」ということ。

我が家には0歳の娘がおり、一時保育に預けるために多少哺乳瓶の練習をしており道具は揃っており、ミルクもあったので(ただ、うまく飲めていたわけではない)の、まー一日くらいなんとかなるでしょー、くらいの気持ちで先生に「わかりましたー」と返事をした。また、CTの造影剤は、稀にアレルギーが発生するのと、注射すると体がカーッと熱くなるのでビックリしないでくださいね、とも説明を受けた。

検査待ち時間に授乳を済ませ、検査自体はつつがなく終了。確かに造影剤を注射すると、鼻の穴の中から始まり口の中に妙な味が広がって、身体中の粘膜という粘膜が熱くなって、確かに少し驚いた。

 そして帰宅。娘にはすぐに麦茶を飲ませた。嫌がる様子もなかったので、順調順調と思いつつ、夕食の時間には離乳食を食べさせた。しかし、寝る時間が近づくにつれて雲行きが怪しくなってくる。

毎日20時前になると寝ぐずりが激しくなるのだが、おっぱいがないこともありいつも以上に泣き止まない。夫が必死で抱っこであやす。私も娘が泣き叫ぶ傍、上の息子のお風呂と寝かしつけで必死だったので、正直なところ記憶はあまりない。

夫も、1時間以上娘を抱っこしてくれていただろうか、娘は23時ごろにやっと寝た。やれやれ、私もこれでゆっくり休める、でもカチカチになったおっぱいをしぼらねばと思い浴室に向かった。一応搾乳機はあるが、取りに行くのが面倒で手で搾った。経験したことがないとわからないと思うが、搾乳は案外力仕事である。暑かったこともあり、汗まみれになりながら搾乳していると、「あ″ぁぁ〜ん」と娘の泣き声が…。寝室に戻り、しばらく娘を抱っこする。置くと泣くので、たったまま数十分。「もう起きないだろう」という母としてのカンを信じ、そっとベッドに娘を寝かせ、搾乳再開。搾乳を終えて戻ってくると再び娘のうめき声が…。すかさず抱っこしつつ、麦茶をスプーンでちびちびと飲ませる(が、スプーンを顔の近くに近づけると小さな手で全力で払いのけるので、お茶もろともスプーンが宙を舞う)。この一連の流れを夜中に5回くらい繰り返し、母子共々ほとんど眠ることができなかった。朝起きてからも、昼過ぎまで授乳再開できないので、泣く娘を相手に途方に暮れる私。

娘は、泣いているが涙は出ていない。いつもよく笑うのに、笑わない。娘がこんな辛い目に遭わなければならないのは、私が病気になったせいだ。そう思って、私も泣いた。

そして、少しフライングで正午少し前に授乳再開。疲れ切っているはずの娘が必死におっぱいに吸い付いている表情は、忘れられない。

 

次に断乳をしなければならないのは、PET/MRI検査。ただ、娘に同じ思いはもうさせたくない。本当に検査で断乳しなければならないのか。そう思い、Twittergoogleで調べていると、とある助産師さんのブログに行き着いた。

 

その2 に続きます。